ほろ酔いTipsyは真面目なメーカーだった!
どうも、ご無沙汰しております、tamachanです。
本日のレビューはイヤホン1本でございます。
Tipsy Dunmer Pro
9.2mmダイナミックドライバーと2BAドライバーを搭載
SPEC
・型番:Tipsy Dunmer Pro
・ドライバー構成:1DD (9.2mm) +2BA型
・インピーダンス:16Ω
・音圧レベル:105dB
・再生周波数帯域:20Hz~20KHz(この低音再生範囲は現実的でこざいます)
・イヤホン端子: 着脱式(2Pin 0.78mm)高純度OFCケーブル付属
バーンインはDD型の固さが取れて付帯音が取れるまで、BA型ドライバーの粗さが取れるまで少し多めに回して下さい。
(最低40分前後は必要かと思いました)
低音域はほんの少し重めで最低再生音域迄は結構頑張ってくれます。
ただし重低音を求めるとSPEC通りで、流石にドカンと出て来ません。
解像感は良好だと思います、大きめのドライバではないのがかえって幸いだと思います。
ドラムとベース帯域の分離も価格を考えると良く出来ているのではないかと。
レスポンス重視で反応が早い。
中音域は自然な音作りです。
聴き込むとボーカルの下の部分がやや痩せている。
この辺りのバランスが少し残念でボーカルに『肉感的な音作り』を求めると少し物足りない。
反面、女性ボーカルはすっきりしポジションも自然で気持ちがいい。
嫌な引っ掛かりは無いので抜けの良さとのトレードオフと考えれば認めても良いでしょう。
中高域ですが、『勇気をもって解像度を維持して』います。
最近の中華に多いしっかりとした『刺さり対策』が、このイヤホンには殆ど感じられない。
カチッとしたシンバルとかキンとしたエレキが生きている。
エッジも丸くなくME500以来、久しぶりに感心しました。
高音域も鳴らし込んでやらないと刺さる位攻め込んでいます。(笑)
変な小細工をしていないので妙なワイド感もありません。
分解能も価格を考えればME500には及びませんが頑張っています。
名ばかりの2BA型ドライバー搭載イヤホンではありません。
ミニME500と思ってもらえば良いかと思いました。
・まとめ
日本価格25,900円(税込)、本国では現在20,468円、性能を考えれば妥当です。
感動までは行きませんが驚きました。
同じTipsyのBlue Auroraが『手堅い音作り』だったのでこちらも購入しましたが『小細工無しの音作り』も出来るのかと。
(綺麗な外観だけで意味のない2BA型ドライバー搭載イヤホンとはえらい違いです)
『刺さらない聴きやすいだけのイヤホン』に飽きた方は是非買ってみて欲しい。
試聴機器:DA-310USB
XDP-300R+ALO Audio The National Amp
試聴音源:24bit 192KHz tamachan 仕様
24bit 96Khz Encoded by dBpoweramp Release 17.1